| 「三行日記」 2004年03月 |
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04年04月分
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| 03 |
01 |
月 |
先週から読谷に来ていたＯさんと落ちあう。ＣＤや楽譜集などの営業の仕事もあるので、二、三か所回る。これまで幾つもの仕事で一緒になってきたし、きっとこれからもそうだろう。途中、今日から半月ほど、旅で訪れるＫ子さんを空港に出迎え瀬長島で景色を眺める。夜は彼女の歓迎もかねて家の近くの食堂で楽しく飲む。
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| 03 |
02 |
火 |
昨年出版社を起こしたＫさん来訪。仕事の話も含めて雑談。首里まで送ってもらう。私はモノレールで那覇の税務署へ。Ｋ子さんは博物館、市場など見学。確定申告済ませて国際通りで合流。二人でまた散歩がてら、公設市場、希望ヶ丘公園、壺屋、農連市場、与儀公園と歩いて、バスで帰宅。小雨模様になる。夜は夫婦も一組宿泊。
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| 03 |
03 |
水 |
雨模様。anサイトの更新。昼「風音」再読。そのあとＫ子さんも読んだ。琉球の風物にまだ馴染みの薄い彼女も、なかなかの感想を述べる。夕方、港川人の資料館に行く。軽く夕食を済ませて数名と映画「風音」を見に那覇へ。小説とはまた別の作品だ。そのあと知人の誕生日祝いの宴に途中参加。気の良い人々の集まりで楽しめた。
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| 03 |
04 |
木 |
晴れた。三線の日。読谷の鳳ホールが主会場で、夕べの誕生日の主たちとＫ子さんはニコニコ顔で出かける。私はメールの返事を書いたりサイトの更新があるので遠慮する。Ｙさんと二人でＩさんに借りた自転車を組み立てる。洗濯、掃除とサイト更新で時間を費やす。ほとんど外へ出ない日。読書もするつもりだったが、出来なかった。
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| 03 |
05 |
金 |
晴れて暖かい日。散髪。Ｎさんに、船越から糸数に登る石畳道を紹介した。墓の大木にＮさんは興奮気味。お返しに彼はヤンバルヤマのどんぐりの木を紹介してくれた。と、なんとＮさんの足元にどんぐりが一つ。不思議な日だった。ネットで検索して、アマミアラカシと言うことがわかる。「奄美荒樫」とでも書くのだろうか。
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| 03 |
06 |
土 |
12月に取材を受けた雑誌の記事の校正をする。自分が戦跡の案内人として紹介されるのは嬉しい。滞在中のＫ子さんと佐喜眞美術館のビデオ、雑誌記事をみてから宜野湾に。丁度、上野遒氏の講演があり半ばまで拝聴した。上野誠の姿勢に興味を覚えた。Ｋ子さんを北谷で落として那覇へ。市民会館でジャズを聴く。やはり生が一番。
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| 03 |
07 |
日 |
Ｙさんと二人でＩさんの自転車を調整。これでＹさんが容易に移動できるようになった。午前中に夜の準備をし、午後はＫ子さんに戦跡を案内。魂魄、荒崎海岸、ひめゆりの塔、第一外科壕、韓国人慰霊塔、資料館、礎。夜はライブ。30人くらいが来てくれた。交流の輪は広がるが、主催者の意図が伝わらなかった点で反省。カンパも人数にしては少額。
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| 03 |
08 |
月 |
昼は奥武島で浜の蟹の群を眺め、夕方は佐敷でアグーを見る。夕べの宴会疲れを癒す日となった。夕べ来てくれたＫさんとＮさん、また、ＥＹさんにも会えた。夜、月を愛でに散歩。雲と月の光が織りなす陰影にはやはり心を動かす力がある。ウザハビラ、仲村渠。夜は一杯機嫌で寿の唄を久しぶりに唄う。八弦ギターを弾くのも久しぶりだ。
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| 03 |
09 |
火 |
晴れた。ってんでＫ子さんと海へ。午後の干潮時までに糸数城、アマツヅ（写真撮影してた）、仲村渠樋川、で小度へ。小さな蛸に触ると墨を吹いた。Ｋ子さんはしっかり泳いでいた。魚の種類も多い。崖下の湧水の方まで歩く。おろしたての地下足袋がちょいと痛かった。夜は豆腐チャンプルー。Ｈさんが届けてくれたモズク（とりたて）も。
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| 03 |
10 |
水 |
伊豆から届いた干物のお裾分けでＴさんの家へ。その後、垣花樋川、知念城、知念按司墓、斎場御嶽、安座真港、富祖崎（干潟）、馬天港。Ｋ子さんは那覇へ行くというので与那原で落とす。一人で島添大里城へ。電話があって、Ｍさんの店へ。「礎」の唄が二曲出来たとのこと。夜は滞在中の四人が別々に帰ってくる、そんな日だった。
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| 03 |
11 |
木 |
数年前から気になっていた鳥の声がする。ブラックマジックウーマンのイントロの五つの音に近い鳴き声。ベランダから双眼鏡で観察。頭の白い鳥とわかる。ネットで調べたら「台湾白頭」と判明。双眼鏡で景色を眺めていたら、具志頭城の崖に通路があるらしく数十人が上っていくのが見えた。クラシンジョウだろうと見当を付け昼行ってみたら思った通り。
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| 03 |
12 |
金 |
昨日は具志頭城やクラシンジョウを見学の後、玻名城浜、百名浜へ。Ｋ子さんはそこで昼寝。
カーテンがＨさんから届く。夜は伊豆の干物を皆で戴いた。今日は愛車不調の日。やっとのことで修理屋まで行くと直っている、そんな状況が二度も。やれやれ。夕方、ＵＳＡからの旅人Ｓさんが来る。Ｋさんの家に居候するのだ。大勢で歓迎会。楽しい夜。
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| 03 |
13 |
土 |
船代を安謝まで払いに行くＳさんに同行。車の吸気エレメントを探す必要もあったので。やはり同行のＹさんがホンダの店を見つけて呉れて大助かり。珊瑚舎にいるＫさんの所にＳさんを届けて帰宅。Ｋ子さんと大山方面へ行く。人気のある菓子屋二軒に寄る。一軒はスーパーになっていて安いテビチがあったので買った。牧港のＡ＆Ｗや新都心にも寄る。
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| 03 |
14 |
日 |
夕べはティビチを煮ておいしく戴き「ウルトラＱ」鑑賞の夜となった。今日は東京のＨ子さんが明け方からスカイメイトでキャンセル待ち。心配していたＫ子さんとカーテン付けをしていた時「来る」と予感がしたら程なくＫ子さんに電話があり、３時台のに乗れそう、とのこと。夜はテビチとソーキ。Ｓさんが来てバナナパンを焼いてくれた。英語で沢山話した。
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| 03 |
15 |
月 |
Ｋ子さん名残惜しくも帰る日である。慣れない自転車に乗って山の茶屋へ犬にお別れをしに行くも会えずに帰ってきた。空港へ送る道すがら、Ｈ子さんらと共に尚泰久の墓や富里の御嶽を見学。Ｉさんの通っている工房も見学。豊見城すばで昼食後空港へ。Ｈ子さんは農連市場で落として帰宅。彼女も食材を買っただけでバスで帰宅した。料理好きだとのこと。
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| 03 |
16 |
火 |
夕べは日暮れ時に糸数城へ。夜は女性三人がさしきの（風呂）へ。今日は日暮れて見逃したアマツヅ城と谷間の道を朝のうちに見に行く。昼間は新里ガマ、ユーインガマとその近くの谷、富盛大獅子、八重瀬の高射砲の基地やひめゆりの塔を車中から見て第一外科壕、魂魄、具志川城。海岸沿いを歩きその場所の力に打たれる。慶座バンタ。夜、娘達四人到着。
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| 03 |
17 |
水 |
その四人を案内して、前川の谷、新里ガマ入り口、八重瀬岳、平和祈念資料館（ＭさんＫさんを置いて）、荒崎海岸、具志川城、（合流して）平和の礎と韓国人慰霊塔。第一外科壕、魂魄、慶座バンタ、「新」、玻名城の浜で四人は海水浴、その後「さしきの」へ。Ｗさんは別の宿舎へ移動。夜はバンドの練習。フレットレスベースを弾く快感。
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| 03 |
18 |
木 |
四人は北部へ向けてレンタカーで出発。Ｈ子さんを浜辺の茶屋に送ってその足で空港に迎え。四人と一緒に具志頭の「新」へ。平和祈念資料館見学の間に部屋を掃除してその後「平和の礎」。摩文仁の丘の塔を少し見る。韓国人慰霊塔、再び「新」。花野果村で買い物を楽しんだ後、食堂で飲食。その間にクイパラの原稿を仕上げる。ぐっすり寝る。
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| 03 |
19 |
金 |
Ｈ子さんは自転車で外出。他の四名と富里の御嶽、新原、百名浜、受水走水、糸数城跡は工事中、前川の谷、で糸数の食堂。斎場御嶽、20号壕入口と文化センター、八重瀬岳脇を通過して、ひめゆりの塔、第一外科壕、魂魄。庵に戻りバスで壺川へ、レンタカー引継に。娘達を空港で見送り。庵に戻ってＦさんの誕生日の宴に合流、Ｈ子さんも。
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| 03 |
20 |
土 |
昨晩はＨ子さん中学卒業五周年の日だった。十年古酒を飲む。今日はまず尚泰久の墓、アブチラガマ。嘉数、佐喜眞美術館、嘉手納の道の駅で昼食。チビチリガマ、旧読谷村役場、シムクガマ、やちむんの里、役場の九条の碑、象の檻、コザの街。「新」へ。二手に分かれて知念のハーブ喫茶と庵へ。夜はゆっくりと疲れを癒す。数名で飲む。
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| 03 |
21 |
日 |
Ｍさん作の「いしじ」を採譜し届けた。四人は花野果村で買い物の後、那覇へ。久茂地で一人とお別れ。他の三人とは国際通りお別れ。レンタカー返却。歩いて第一古波蔵、バスが丁度やって来た。正午帰宅、洗濯の後、Ｔさん母娘とＮさんを安座真に迎えに行く。Ｍさんの店で「いしじ」を吹き込んだりする。庵、富里の御嶽、百十踏揚の墓〜
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| 03 |
22 |
月 |
〜タイ雑貨の店、串焼き屋。津嘉山で買い物に付合った後、津波古経由で知念の宿へ。玉城の知人の所で魚汁をご相伴。星の綺麗な夜でした。明けて、Ｈ子さん帰京の日となる。座喜味城、やちむんの里。Ｈ子さん思い切ってＪさん作の皿を買う。掩体壕撮ってから何我舎による。Ｔさん一家とユンタクし、心暖まる気持で空港へ。ニコニコ顔のＨ子さんは〜。
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23 |
火 |
〜一つ早い便に切り替えて悠々と羽田に向かった。吉祥寺行のバスにも間に合った様子。今日は久しぶりに宿泊者のいない日だ。洗濯、洗濯、洗濯。ネット更新。午後、Ｎ大附属高のＭ先生と花野果村で会う。夜、Ｈ子さんの置きみやげのホワイトソースでパスタを食べていると電話「練習だよ、どこにいる？」しまった！！フレットレスベース取り上げ駆けつける。
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| 03 |
24 |
水 |
命日である。那覇のホテルで三姉妹と初対面。波上、小桜の塔、海鳴りの像。三重城で荘河丸機関長の慰霊。庵、花野果村。でＭさんの店で食事。「いしじ」の披露--鍵盤はＭさんギターが私で唄はＮさん。涙、涙の良い時間を過ごす。ＵＳからの旅人Ｓさんには平和祈念資料館を紹介。夕方合流し、日米戦争のこと、原爆のこと、ブッシュのことなど話す。
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25 |
木 |
昨夕は三姉妹を平和の礎、韓国人慰霊塔に案内した後、那覇に送る。Ｍさん宿泊。今日は海軍兵学校在籍中に敗戦の日を迎えたＫさんと娘さんを案内。三重城、海軍壕。Ｋさんは感慨深げに「言葉がない」と。南風原文化センター、20号壕。昼食はラフテー求め真壁へ。魂魄、第一外科壕、ひめゆり資料館。平和の礎、韓国人慰霊塔。慶座バンタ〜
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26 |
木 |
〜庵でゆっくり話をする。図書資料を探したいというご希望があり、今日はその続きで真栄原の古書店へ。昼食後、長田の古書店と書店。今日の案内も手応えのあるものだった。相手も私も充実感。空港への道すがら泡盛専門店へ。二人を空港へ送った帰りＫさんと壺屋の宿の前で合流。Ｋさんは東京にある私立校の先生でガマに詳しい方。三線の手ほどきなど。
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| 03 |
27 |
土 |
近所に滞在中のＵＳからの旅人Ｓさんも誘って三人でガマ巡りになった。新里ガマは思った通りの手応え。深い穴があって下に続いていたがさすがにそこは覗いただけ。前川の谷、ヌヌマチ、24部隊本部壕は入口のみ。山城の病院本部壕は水のあるところまで。糸洲のガマ二つ入口を見る。カーブヤーガマには入る。バクナー中将の碑。Ｋさんを宿に送る。
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28 |
日 |
今日は同じ村に住むＮさんのお手伝い。法事に来る親戚知人に付近を案内する役。まずは壺川でレンタカーを受けとり御一人を那覇で拾って家へ。車三台で移動し浜川御嶽とヤハラヅカサを案内。寺へ。午後、糸数のハンタと城、グスクロード公園、ニライカナイ橋、花野果村。Ｎさん宅でのバーベキューの後、御二人を空港へ。レンタカー返却してから宿への送り。
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29 |
月 |
暫く案内仕事が続いていたが今日はゆっくりＰＣに向かう。三姉妹から届いた写真を早速Ｍさんに届ける。自転車で片道20分弱。この春東京に戻るＩさんといずれ本部に移住するＴさん来る。夜、首里の知人Ｋさん主催のお好み焼き宴会に誘われ、Ｉ宅へ。Ｉさんの御両親を囲み、沖縄口と踊りの達者な、ライブハウス「Ｔ」のご主人と大いに盛り上がる。
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30 |
火 |
那覇で従姉のＳさんとその娘Ｍさんを拾う。南風原20号壕、文化センター、大里農協で買い物。またも車が不調でＩさんの車と交換。助かる。庵、Ｍさんの店で食事。ヌヌマチガマ入口、ユーインガマと谷を見学。一年半前にＳさんとその姉Ｙさんと三人で沖縄旅行して以来で話も沢山だ。花野果村で夜御飯。新メニュー「山羊ソバ」に舌鼓を打つ。
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31 |
火 |
昨晩は私達三人にＳさんＩさんも一緒だった。今朝は愛車ストリートを修理に出し、Ｉさんの車を借りる。海に行くには最良の天候。Ｓさんを拾って四人で具志川城。出るときにパンク。久々ジャッキアップなどした。大度で海歩き。Ｍさんと魚を見て楽しむ。修理工場でパンクも直してもらう。夜はタイ料理へ。夕べと同じ五人で。旨い旨いとたらふく食べた。
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