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350. すわって弾くときの弾き方 舟橋  2002/09/10 (火) 08:54
松田末吉さんや大城美佐子さんは、
すわって弾くとき、三線をそれほど体(腹)からはなさない!
富山でのライブで確認しました。
私も無意識のうちにそれをまねていたのかな?

KUWAさん、こんにちは。
11月17日のAlohaisai大城美佐子ライブ@恵比寿にんにく屋には、
ナチブーも登場します。
井上さんの三線奏法が間近で見られますよ。
さらには、ここの管理人さん、
おまけに不肖私までもが登場するという希有(?)なライブです。
遠いですがぜひ。
宣伝ですみませぬ。



349. お礼とお知らせ KUWA [URL]  2002/09/10 (火) 08:21
どうもおはようございます。

舟橋さん、ナチブー井上さん>
ストラップや三線の構えの件、
貴重な体験談など、コメントをどうもありがとうございました。
井上さんのステージは、まだ拝見したことがありませんが、
機会があれば、ぜひぜひ、ナチブーライブを体験してみたいです。

いさをさん、みなさんへ>
さて、長らくみなさまにお世話になりました、
制作及び管理を担当させて頂いておりました「群馬三線愛好会HP」についてですが、
群馬県内からの利用者もほとんどなく、サーバの都合もあり、
現HPについては、新藤代表と相談して、終了(閉鎖)させて頂く事になりました。

尚、ゆんたく掲示板については、かんからシンカHPのほうに合併しますので、
みなさま> 引き続き、どうぞご利用くださいませ。
http://board.japandesign.ne.jp/BBS/MEMBER/board.cgi?uid=sansin

p.s.
かんからシンカHPも、アドレスが変更となります。
http://homepage3.nifty.com/kankara/
(↑新アドレスとなります)

☆引き続き、おつきあいのほど、どうぞよろしくお願いいたします。



348. Re: 林昌さん いさを [URL]  2002/09/05 (木) 12:08
「通りすがり」さん、いらっしゃいませ。私としてはコメントしづらい書込でして、どなたかの返事を強く期待していたのですが、現れませんので、一言二言、関連しそうな話を。

林昌さん、私も大ファンです。釣り糸でストラップ、と言う話は複数回聞きましたが、良く知りません。どなたか目撃証言をよろしく。また、そういう行為の「解釈」も歓迎です。
「伝統」という話題で思い出したのは、彼の声です。彼の場合マイクを使うことが前提の歌い方であって、上の世代の声の出し方とは自ずから違っている、と聞いたことがあります。
一つ私が気づいたのは彼の裏声(私はそう認識している)です。気づいたのは「白雲節」(マル福のカセットで一般的なやつ。十年くらい前には同じ音源でCDも出てます「嘉手苅林昌17曲」でしたっけ?)。
「しらくむぬーぐとぅーにー」、の「にー」で五(ソ)→八(シ)と上がります。この上向が一節に四回ほど出て来ますが、時々八(シ)に裏声を使っている、と私には聞こえるのです。いかがでしょう。(私は音名にはABC、階名にドレミを使ってます)
「裏声を使うのは奄美(だけ)」という「常識」からするとはずれていることになりますよね。

「こう言われてれてきたからそれでよい」とか「言われてこなかったことだからだめ」とか「あの人がやっていることだから皆もやっていい」いう発言に対してはまずは疑ってかかる癖があるものですから、こんなコメントになりました。
どうぞ、皆さんもご遠慮なく、発言してくださいませ。



347. Re: ばちさばきこそ難しい いさを [URL]  2002/09/05 (木) 10:23
ようこそ井上さん。
舞台上の演奏者の動き(芸)とストラップの関係で思い出したのは【かしまし娘】!
「うちら陽気な、かしまし娘 女三人寄ったら、 かしましいとは愉快だね〜」
(ご存じない方に解説:上方の立体漫談、三人姉妹。ギター、三味線、あと一人何でしたっけ、。私が今までに一番多く聴いた三味線は、かしまし娘じゃないかしらん)
スタンドマイクの前を三人が入れ替わり立ち替わりテンポよく歌ってましたね。
あれはストラップなしでは考えられません。(三姉妹長女さん読んでます?)
そうか、チンドン屋に三味線がいる場合、間違いなくストラップ要りますよね。
進化の過程で、ヒトが二足歩行するようになって獲得したと言われる両腕の自由、それを十分に確保するのがストラップ、と言えそうです。電気増幅器の時代になって楽器につけるマイク、さらに無線送信機もやってきて奏者の動きの自由度が増す(余談ですが、数年前コザでエイサーの追っかけしていた時、園田青年会の工夫に気づきました。隊列の前後の音のズレと音量差を少なくするためでしょう、地方のいる隊列最前のPAから最後尾の第二のPAに無線送信していたのです)。

話を戻しましょう!
かしまし娘にひけを取らぬステージングの井上さんですから、ストラップは必需品ですね。
次に絃を弾く位置ですが、私もついついウマ(駒)の方にずれる傾向があります(井上さんの書込を読んで、一寸ほっとしてたりして)。自分では人一倍甘い音色を好むのに、です。解決策は、自分の出している音色と右手に帰ってくる絃の手応えを同時にしっかり感知することなのでは、と今考えました。先日の「人見記念講堂(TV収録)」の「涙そうそう」では、緊張のせいか無意識のうちに硬い音にしてしまうという過ちを犯してしまいました。でそれに気づいて「安里屋ゆんだ」では絃を弾く位置を意識して演奏を改善したのでした(放映を見ていてハラハラ)。
片や「ただよう」居酒屋(従業員の乗りがスレスレ)=高円寺DB=等の情熱のライブの場合は「音と手応えを統合的に感知して演奏を冷静に制御する」のはどだい無理、血(情熱)と汗(肉体的な勢い)と涙(?)で良し、と考えたいのですが、、、、
皆さんのご意見を是非拝聴したいところ。お待ちしています。



346. ばちさばきこそ難しい ナチブー井上 [URL]  2002/09/05 (木) 06:06
三線ストラップ談義なんとなく入りずらく、しかし密かに読んで楽しんでました。僕の場合ギター状態(おなかの前に乗せる)からちゃんと腰のとこに据える三線状態で弾けるようになった時のフィット感、そしてちゃんと音が抜けてとてもクリアーにいい感じで聞こえた時の感動が今でも忘れられません。ストラップはギター弾きの頃の名残でつけてるわけで、なくてもいいのですがなんか落ち着く。それにすごくステージで動くのでなんかあった時三線が落ちない安心感もあるし、お客さんを両手であおる時や三線をつけたままカチャーシーする時にいいのです。なんてことやる人はあんまりいないかな・・それよりなにより立って弾く時のばちさばきこそ難しくないですか?こないだも石垣のおじーに注意されました。どうも立つと特にうま寄りのとこを弾いてしまって硬すぎる音になってしまうのです。ばちが深く入りすぎてみーじるを弾くと太鼓に当ててしまったり、要は下手なのですが、最近の悩みです。誰かこの癖直すいいやり方知りませんかね?



345. 【検索】が可能に!スゴイ!! いさを [URL]  2002/09/04 (水) 21:33
私のサイト内の検索が出来る用になりました。
「はじめの頁」の中に検索の入り口があります。
「イサヲ」で試したら14件ヒット。
「林次」でだと1件でした。
皆さんもお試し下さい。
「寿」「なちぶー」「夏川りみ」「剛」「吉屋ちるー」あたりで試してみましょうか。
「肝どんどん」「わじわじ」「なんくる」「だからよー」ではどうでしょう?



344. 【写真集】1〜3の頁が出来ました。 いさを [URL]  2002/09/03 (火) 00:32
いさをです。
【写真集】公開始めました。今のところ31枚。
サイトで使っている写真を、まとめてみられるようにしています。
どうぞご覧下さい。http://homepage3.nifty.com/i-sa-wo/001.html
(高速通信でないと時間がかかるかも知れません、ご容赦下さい)そして、ご意見ご感想を書込かメールで、どうぞ。



343. 林昌さん 通りすがり  2002/09/02 (月) 22:12
はじめまして。青木誠さんの掲示板で議論になっていた
三線ストラップの話題、ここで続いていたんですね。
ちょっと気になっていたことをひとつ。
あちらでもちらっと出ていましたが、あの嘉手苅林昌さんが
三線を立って弾くのが苦手で、釣り糸をストラップとして使っていた
話は割と有名だと思うのですが、これについては、
「伝統」や「基本」や「領域」を根拠に賛否を判断している方は
どう位置付けているのでしょうか。



342. からだのこと、おとのこと いさを [URL]  2002/09/02 (月) 20:03
舟橋さん、いらっしゃい。

そうですね、「体得」。
一旦体勢が安定すれば身に付くことなのでしょう。
長く弾いていてどこかが痛くなる、凝る、痺れるということが無ければ良い体勢といえるのでしょう。
そうそう白井さんの言うように、いい音をさせると言うことも同時に大切でしたね。

体の各所が感じていることを丁寧に拾い上げ、かつしっかりと音を受け止めつつ演奏できるといいのでしょうね。(どうも表現が曖昧で済みませんな)

ついでに思い出したこと。
電気ベースを弾いていたときには、単純に楽器の重さのせいで左の肩が痛くなったものでした。三線は重さのせいに出来ないところが素敵です(笑)。そういえばテナーサックスも首に重さを感じたなあ(ちっともいい音がしないうちに首が疲れてしまって、ああサックスというと敗北感)。



341. ごぶさたしています 舟橋  2002/09/02 (月) 16:02
ごぶさたしています。
KUWAさんにさそわれてきました。
私は三線の構え方がとても下手で、とてもここでの論争(?)には加われません。
師匠としたう大城美佐子さんからいただくアドバイスの80%は持ち方が悪い!です。
持ち方を教えてくれるのですが、それを体得・実現できない。
意識が甘いんだと思います。
ここでの論議は目からうろこのような内容ばかりです。
ためになります。
特にすわって弾く場合の置き方、
輿那覇徹さんや松田一利さんの置き方を見ながらずいぶん体と離すなーとかぼんやり思っていましたが、あれが基本なのですね。
いやー、まいりました。
精進します。



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340. 太鼓の位置(肉体との関係)と右手 いさを [URL]  2002/08/30 (金) 23:42
KUWAさんへ、そしてみなさんへ
> さて、座って弾くときと、立ち弾きとの明らかな違いは、
> 太鼓の位置ですよね。
> 立ち弾きでは、腰位置にあるのに対して、
> 座って弾く場合は、太股の上に太鼓を乗せる。

そう、それと腹からの距離も違っていますね。で、どうもそれが弾き手の右手の使い方に大きく影響しているんじゃないかという気がするのです。いかがお考えでしょう?



339. 「本質的」な事、について いさを [URL]  2002/08/30 (金) 23:38
 ガリン さん 「ビデオ」以来の書込み、有り難うございます。
 三線演奏の基盤として、人としての安定性があろう、という主旨には賛成です。
が、「鶏と卵」ににたことのようにも感じます。
どちらかが先、では無いと感じるのです。人が立つ、のと人と三線が一緒に立つ、は別ではないかという意味です。
 また、動き(あるいは静止)についても、似たことがあるのではないでしょうか。足でリズムを取ると重心は動きを持つ、それと同期したなんらかの「動き」があれば良いバランスを保持することは可能でしょう。
 反対に、多少の動きでバランスが崩れるような体勢であれば、それは「あそび」が小さく演奏に向かない状態だ、と言えませんか?
 (皆さんの忌憚無き書込みをお待ちしています。)
 



338. 「本質的」な事 ガリン  2002/08/30 (金) 12:45
いさをさん、お久しぶりです。
私が管理人をする掲示板に案内をいただきましたので、掲示板を代表して書き込みさせていただきます。

いさをさんwrote
>三線の構え、についての意見交換をしませんか。
>ストラップ云々より本質的なこと・・・

「本質的な事」、これがポイントですね。
立っていようと、座っていようと、ストラップがどうであろうと、
その本質は、「その演奏者は正しい姿勢で立っているのか(座っているのか)」であり、
「『三線の構えの問題』以前に、『人間としての構え』はどうなのか」という事ではないでしょうか。


例えば立ち弾きの時であれば、
体重(体の重心)がどちらか片方の足に偏っていないか、→左右対称にスクっと立っているか・・・(足でリズムを取ると、重心がズレます)
背筋はピンと伸びているか、等々の事ですね。


「人間としての構え」がきちんとできないない演奏者が多い(というより、圧倒的多数!) →当然、三線の構えもきれいではない・・・ということが「本質的」な問題ではないかと思います。

(自分自身の事は棚に上げて)辛口のコメントにて失礼しました。
それではまた。



337. re:座って弾く、について KUWA [URL]  2002/08/30 (金) 11:26
唯ねーねーさん>
コメントをどうもありがとうございましたっ。

話題からは、少し脱線するかもしれませんが、
元々座って弾いていた津軽三味線についてですが、最近、伝統破りな(?)、
木下伸市さんや、上妻宏光さんなど、
立ち弾きの奏者もカッコ良いですよね。キリっとしている!

また、座って弾いていても、格好悪い奏者もいます...。
某吉田兄弟ですね。兄は猫背、弟は口をぽかんと開けたママ。
(TVなどを観るたびにガックリきます...)

さて、座って弾くときと、立ち弾きとの明らかな違いは、
太鼓の位置ですよね。
立ち弾きでは、腰位置にあるのに対して、
座って弾く場合は、太股の上に太鼓を乗せる。

元々、座って弾くための楽器だったということもあり、
ボディのくびれがないのではないかと思われます。



336. 座って弾く、について  いさを [URL]  2002/08/30 (金) 10:13
唯ねーねー さん、いらっしゃいませ。

座って弾くにはストラップはいらない。確かに。
古典に「手拍子を要求」ってのは無さそうだし。
電気ギターや電気ベースを肩に掛けていて、椅子に腰掛けたとたんストラップが邪魔になる、そんな経験を思い出しました。

ところで、話題を少し変えまして、三線を正座して弾くときと立って(ストラップの有無は問わず)弾くときの構えの違う点を整理してみたくなりました。
三線を弾き始めた頃は「別の構えなんだよな」と感じた物でしたが、このごろ感覚が鈍っているもので(私の場合)。

皆さんの書き込みにも期待しています。



335. Re^2: 三線の演奏フォームの続きです(2)  唯ねーねー  2002/08/30 (金) 00:43
こんばんは。
KUWAさんに誘われておじゃましました。
「古典三線弾き」としてはひよっこですが……(^^;)

古典の場合は正座して弾くのが基本で、立って弾くのがそもそも変則的ってことになるような気もします。「かぎやで風」程度ならまだしも、本格的古典の昔節など立って弾くなんて考えられないし……

わたしは正座が苦手なのですが、それでも気合い入れて演奏しようと思うと、椅子に座った形もなんか違うなぁ、やっぱり正座でないとしっくりこないなぁ、と思います。

わたしの個人的な見解としては、やはり新良幸人のように、ある意味「三線」の領域を越えた演奏をする人にとっては、ストラップは必要不可欠なものなんだろうし、わたしのように、従来の「三線」としての用法を一歩も出ない(って言うか、出られない)人間にとっては、ストラップは不要(あるとかえって邪魔)ということではないか、とも思いますが……



334. Re: 三線の演奏フォームの続きです(2)  いさを [URL]  2002/08/27 (火) 23:53
白井さん、
「字数オーバー」知りませんでした。管理人のくせにね。
そういう熱烈な書込、大歓迎です。見上げたものです。今後、見習います。

さて内容です。
白井さん、そうです、生半可な書き込みでなく、こういう風に突き詰める(「行き詰まる」ではありませんよ、念のため)文章は大歓迎です。皆さんも白井さんに習って、GO、GO、GO!

「ギター構え」「三線構え」という私の表現はすでに乗り越えられてしまいましたね。感動ものです。
「左手の自由」「両手の自由」なんてのもとっくに過去のものです。

私は座って弾く三線の、体からきちんと離して(つまり視線をやると太鼓(胴)の裏が見える角度になる)構えが基本だと考えます。それに習って太鼓の表は見えない、かつ、太鼓の裏の革が自由に共鳴するような構えを立っていても安定させる事が基本なのでしょう。
三味線(大和)や三絃(大陸)を立って弾く人は少ないのでしょうが、多分、共通していると思います。
ギターより胴の小さい三線は、初心者の場合、絃を見ながら弾く構えになりやすいのでしょう(気がついたときにはすぐに言葉を掛けています、私は)。
そうそうこの掲示板の趣旨とはずれるかも知れませんが「ギターの胴のくびれと弾き手の肉体的な安定性の関係」ってので一つ試論が出来上がるかも知れませんね(おお、セクシー!)。
その上で、くびれのない三線(三味線、バンジョー)等の構えを考察するのも手かも知れませんな。

そろそろ、私たちのような「民謡」「フォーク」「ブルース」「ジャズ」の三線弾きでなく、「古典三線弾き」の発言も欲しいところです。
以前登場したことのある、那覇の牧野さんあたり、出てきてはくれないかなあ。仕事でへとへとですか?



333. 三線の演奏フォームの続きです(3)  白井英一郎 [URL]  2002/08/27 (火) 23:37
これが今回のカキコの最後です。

「三線をギターのように構えると...」という話について、KUWAさんは実例をあげてくれたのでわかりやすかったです。ギターの構え型自体、ギターの種類、音楽スタイルで異なってきますし、青木さんの掲示板でも書きましたが、全てのギタリストが必ずしもギターを格好良く弾いているとも限りません。主観も入ると思いますので、意見が分かれそうな部分ですね。
僕は、少年期にミュージック・ライフ誌等のグラビアで、ベック、ペイジ、クラプトンという三大ギタリストの演奏姿を目に焼き付けた世代です。視覚的にも彼らが格好良いギタリストの代表でした。ギターも時代によって構え型もかわります。パンク世代以降に見受けられる、ストラップの長さが許すまでギターを下げてしまう弾き方はいまだ生理的になじめません(笑)。僕は、新良幸人の三線の弾き方には、動きを含めて三大ギタリスト的な格好良さを感じます。そういえば三線以前に、宮沢和史がギターを弾く姿もあまり好きではなかったりして(笑)。
はじめのうちは仕方ないでしょうが、どんな楽器でも視覚的なセンスがあれば、練習を積んで、またどうしたら効率よく鳴らせられるかという楽器の構造まで理解できたとき、しかるべきフォームに落ち着くと思います。ギターは格好良く構えられて、三線を弾くと格好悪いというのなら、それはただ三線の練習不足、楽器への理解不足ではないでしょうか。五木ひろしの例もそういうことだと推測します。センスのない人は、どんな楽器でも不器用そうに構えてしまうかもしれません。まあ、ザ・バンドのレヴォン・ヘルムのように、不器用さを味に変えてしまう人もいるので、これまた一概に言えませんが...。色々な楽器に手を出している、僕などはもっとも注意しなければいけないことです(苦笑)。

そんなこんなで、僕は最近次のようなスタイルを試しています。まずある理想的なアンプリファイズのシステムの発見により、裏の皮のことを気にしなくても良い環境を作りました。アクションの自由度が増しました。ストラップは心持ちを長めにしておきます。胴を腰と右腕で固定する正統派の構えのとき、ストラップがつっぱらないよう余裕を持たせるためです。画像的にチェックすると、ようやく新良幸人に近づいてきたように思えましたが、自己満足かな(笑)。とにかく、周りの人の意見を聞きながら、良くしていきたいですね。



331. 三線の演奏フォームの続きです(2)  白井英一郎 [URL]  2002/08/27 (火) 23:27
文字数がオーバーしていたので、分割カキコとなってしまいました。

今度は違った角度からの話です。僕は三線という楽器の可能性を、沖縄音楽と他の音楽ジャンルのミックスによって広げられないかとも思っています。ベラ・フレックが試行錯誤の結果5弦バンジョーの可能性を広げたようにです。ベラも、はじめのうちはそれってバンジョーでやる意味あるのかな、というような演奏をしていましたが、努力が実って独自の境地に至っています。彼の5弦バンジョーによる「アリラン」の演奏もなかなかのものでした。余談ですが、僕は三線をはじめる前、バンジョーでベラのシングル・ストリング奏法を応用して沖縄風の演奏を試みていたのです。
ちなみにnachi-booの井上君もストラップに頼らずとも三線を演奏できますが、ライブではストラップを使っています。nachi-booのオリジナル作品にはスカやレゲエのリズムを取りいれた楽曲があり、そういう曲で井上君はレゲエのミュージシャンのように体全体でリズムを表現しながら三線を弾いています。体でリズムを表現するというのも、ある音楽においてはしかるべき姿だと思います。体の動きが、腰や右腕で三線を支えられる限界を超えているので、ストラップの助けを必要とします。井上君本人はどこまで意識しているか分かりませんが、彼は楽曲によって器用に弾き方を分けていますね。カチャーシーではやはり正統派の構えになっています。僕もそういう方向性を目指しています。ギターでも、例えばジャズとブルーグラスでは自ずと演奏フォームもかわってきます。それと同じ考え方です。



330. 三線の演奏フォームの続きです(1) 白井英一郎 [URL]  2002/08/27 (火) 23:24
こういった論議は、三線のみならず色々な楽器において盛り上げたいですねー!!

>いさを様
胴の裏側の皮を押さえつけないようにする話は、偉そうに書いてしまいましたが、ストラップを使い始めた頃に、僕がある方からいただいたアドバイスがそれだったのです。PAのない時代、生音でより大きな音を出すための工夫だったのでしょう。

>KUWA様
こんばんは。はじめまして。
新良幸人はストラップの使用において影響力があるようですね(笑)。まあ、影響を受けた人が、必ずしも同じようになるわけでもないことは、我が身を持って知りました。僕も写真で自分の構えを見てカッコ悪いと思ったクチです(笑)。
五木ひろしの三線演奏は見逃していましたが、三線の胴の表側が斜めに天井側に向いてしまっているということですよね。そういう構えはギターでも格好悪いと思います。ギターや三線に限らず、弦楽器の初心者にありがちなフォームなのかも知れません。

さて、昨日、僕自身は、色々と試している過程で結論は出ていないと書きましたが、少なくとも島唄やそれに準ずる楽曲演奏において限定すれば、ストラップは必要ないと思っています。ストラップは演奏時の楽器の安定に必要なのではなく(基本は腰と右腕)、いさをさんもまとめられている通り、両手をあけることができる利便性のために有効というところに異論はありません。伝統云々というより、生演奏時においては楽器の良さを活かすために、体で楽器を支えられるようになることが重要だと思います。
またもうひとつ書き忘れていたことがあります。三線は楽器の重量の割にアタックの強いピッキングをすることがあります。そこで楽器自体の遊びをなくすこと大切です。もしストラップにまかせて、ただぶらさげるように三線を構えてカチャーシーの演奏をしようものなら、楽器がグラグラ動いてしまって弾きづらいです。そういう意味では、ストラップは頼りにならないわけです。やっぱり腰と右腕ですね。



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