これと対を為す樹(画面の右の方にある)の説明書きには、根本の径が2.2m、高さは9mとあった。
「首」の辺りにある橋の向こうに車が見えている、さらにその向こう(東)に古い農家。
画面の右下、歩く人の地下が湧水源だろうか。


その日にもこの樹はここで生きていたのだ。

泉の水を根から吸い、葉から蒸散し

葉に受けた雨露を地に滴らせ、落ち葉は朽ちて土になりその水を吸い

鳥が宿り、虫が育ち、また目に見えぬほどのバクテリヤなども

そんなふうにして生きている者たち、そして私も。

ペットボトルに残った水は二本の樹の幹に掛けて差し上げた。錘の石は樹の根本で拾いそこに返した。綱は橋の脇にあったもので昼休み中の工事の人に断って借り、返した。この日、この場所での三種の神器と言っておこうか。次の写真は橋の上で撮影したもの。 (02/11/13撮影)


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